今回は、フリーランスWebデザイナーが制作会社様と業務委託契約を締結するまでの実際の手順について、私の経験をもとに詳しくご紹介します。
これから業務委託契約を目指すフリーランスの方にとって、参考になる情報をお伝えできればと思います。

フリーランスクリエイター
染谷 凪沙(そめや なぎさ)
2023年2月より長野県に移住。
塩尻市を拠点にホームページ制作を行う個人事業主。
私が業務委託契約を締結するまでの具体的な流れについて順を追ってお話しします。
業務委託契約の締結までの手順

業務委託契約を締結するまでに実際に行った手順は、以下の通りです。
- 制作会社へ直接営業
- フリーランスエージェントの利用
- 求人サイト検索から直接営業
- 求人サイトから応募
それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
1.制作会社へ直接営業

まず最初に行ったのは、制作会社への直接営業でした。具体的には、以下の手順で行いました。
- Googleマップで制作会社を検索
自分が住んでいるエリアや在宅で仕事ができそうな全国の制作会社をGoogleマップで検索しました。 - 「制作会社 パートナー募集」などのキーワードで検索
直接検索して、パートナーやフリーランスを募集している制作会社を探しました。 - 求人募集している制作会社の応募フォームから営業
応募フォームがある会社に対しては、実績をまとめたポートフォリオを送り、営業を開始しました。 - 求人募集していない制作会社へは送らない
募集が確認できない会社には、基本的には営業を控えました。 - ホームページをしっかり確認
営業を行う前に、制作会社のホームページを一通り確認し、実績や会社情報を理解してからアプローチしました。
制作会社へ直接営業で感じたメリット
- 勉強になる
様々なデザイン・機能を持つホームページを研究することができ、実務に役立つ知識を増やせました。 - 自分の強みを見直すきっかけになる
営業を通じて、自分のスキルや強みを改めて確認し、どの分野で競争力があるかを再認識しました。
制作会社へ直接営業で感じたデメリット
- 返信が少ない
返信が来ないことが大半で、特に経験が浅い場合は応募自体が厳しい印象です。 - 検索に時間がかかる
どの制作会社がパートナーを募集しているのかを見極めるために、多くの時間を費やしました。
2.フリーランスエージェントの利用

次に利用したのが、レバテックフリーランスです。
レバテックフリーランスは、ITエンジニアやデザイナー向けに案件を紹介してくれるエージェントサービスです。
こちらを利用して、どのような成果が得られたかをお伝えします。
レバテックフリーランスの利用の流れ
まずは、オンラインでの簡単な登録と面談を行いました。自分のスキルや希望条件などをヒアリングしてもらい、それにマッチした案件を提案してもらう仕組みです。
登録後、数日してからレバテックの担当者から案件の提案を受けましたが、結果的にはレバテックから提案できる案件がなく、何の成果も得られませんでした。
この結果から、エージェント利用ではなく、他の方法を模索することにしました。
レバテックフリーランス利用で感じたメリット
- 案件が多い
多くの案件を提案してくれるため、適切な案件に巡り合える可能性は高いです。 - サポートが手厚い
担当者が細かい条件を聞いてくれるため、安心して相談できます。
レバテックフリーランス利用で感じたデメリット
- 希望条件に合わない場合もある
提案される案件が全て自分に合っているとは限らず、場合によっては適切な案件が見つからないこともあります。
3.求人サイト検索から直接営業

次に、求人サイトを活用した営業に移りました。使用したサイトはインディードです。インディードは一般的な求人サイトですが、こちらで制作会社を検索し、アプローチをかけました。
しかし、インディードでは目立った成果が得られませんでした。そこで、別の求人サイトに目を向けることにしました。
4.求人サイトから応募:ママワークスの利用
ママワークスは、私が業務委託契約を結ぶ上で大きな転機となった求人サイトです。
主婦向けに在宅ワークを紹介しているサイトですが、実際に利用してみると、幅広い層に対応した求人情報が豊富で、登録者の属性に関係なく案件が探せるという点が魅力的でした。
ママワークスとは?

ママワークスは、在宅で働きたい主婦や、育児・家事の合間に働きたい方を主なターゲットとした求人サイトです。
その特徴として、以下の点が挙げられます。
在宅ワークに特化

求人の多くが在宅での業務を前提としており、オフィスに通勤する必要がありません。
これは、在宅で仕事を続けたい私にとって理想的な環境でした。
フルリモートでの仕事を探すフリーランサーにもおすすめです。
主婦向けの求人が中心だが幅広い層に対応

「ママ」という名前から主婦だけに限定されたサービスかと思われがちですが、実際には未婚の方や男性の利用も可能で、幅広い層が利用できる求人サイトです。
私も利用してみて、ターゲット層に制限は感じませんでした。
登録無料で安心

登録は無料で簡単に行うことができ、安心して利用できる点が大きなメリットです。
また、サイト自体がシンプルで使いやすいため、初めての方でもすぐに求人検索を始めることができます。
ママワークスの利用の流れ
ママワークスを通じて実際に業務委託契約を結ぶまでの流れは非常にスムーズでした。

まず、無料のアカウントを作成し、プロフィール情報を入力します。
ここで自分のスキルや経験を詳しく記載することで、企業側が判断しやすくなります。
自分の強みをアピールできる良い機会です。

ママワークスにはクリエイティブ職を中心に、幅広い業種の求人が掲載されています。
Webデザイナーやライター、事務職など、フリーランスにとって魅力的な在宅ワークが多く、私はWebデザイン関連の求人を探して応募しました。
応募はボタンひとつで簡単に行え、非常に効率的です。

応募後、企業から自動返信があり、質問があればそれに回答します。
多くの場合、1〜2週間程度で企業からの連絡がありますが、場合によっては返信が来ないこともあるので、複数の企業に応募することをおすすめします。

応募後、企業と連絡を取り合い、面接やテストなどの選考が行われます。
私の場合、面接後に1週間以内に結果が出ましたが、企業によって選考期間は異なります。
面接は基本的にオンラインで行われるため、在宅で全てのプロセスを完了できます。

実際に私は、ママワークスに登録してから約10日後に、気になる求人に応募し、最終的に業務委託契約を結ぶことができました。契約までの流れがスムーズで、短期間で結果を得られた点が印象的でした。
ママワークスを利用して感じたメリット
- クリエイティブな求人が豊富
特にWebデザイナーやライターといったクリエイティブ職の求人が多く、専門職のフリーランサーにとって非常に魅力的です。また、直案件の求人もあるため、エージェントを通さずに直接クライアントと契約できることも多いです。 - 企業の返信率が高い
他の求人サイトと比較して、企業からの返信が早く、やり取りがスムーズに進みます。これは、ママワークスが主婦向けに特化しているため、働き方に理解のある企業が多く登録しているためだと感じました。 - 無駄なメールが少ない
他の求人サイトでは、不要なメールが多く送られてくることがありますが、ママワークスではそのようなことがなく、必要な情報だけを得ることができるのが良い点です。
ママワークスを利用して感じたデメリット
- 職種と仕事内容の不一致に注意
一部の求人では、職種と仕事内容が大きく異なる場合があるため、応募前に詳細をよく確認する必要があります。特にクリエイティブ職であっても、単純な事務作業が含まれていることがあるため、注意が必要です。 - 古い求人に注意
公開日が古い求人は、すでに締め切られている場合や、返信が来ない場合が多いです。そのため、最新の求人を優先して探すことが重要です。 - マイページへのログインが必要
毎回マイページにログインしなければならない点はやや面倒に感じることがありましたが、情報の整理や更新を行うことで、常に最新の情報を企業に提供できるというメリットもあります。
まとめ
今回、私が業務委託契約を結ぶきっかけとなったのは、求人サイトママワークスでした。
ママワークスは、主婦向けの在宅ワーク求人サイトとして広く知られていますが、未婚者や男性も利用可能で、幅広い層に適した求人が多く揃っています。
特に、Webデザイナーやクリエイティブ職のフリーランサーにとって、効率的かつ効果的に案件を見つける手段として非常に有用なサイトです。
私は登録から約1ヶ月で16件の求人に応募し、そのうち2社と業務委託契約を締結し、3社で選考待ちという状況でした。
案件を得るための方法として、直接営業やフリーランスエージェントも試しましたが、最終的にはママワークスで成功を収めました。
これから業務委託契約を目指す方には、ママワークスを一度試してみる価値があると強く感じています。
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