柔らかな見た目と育てやすさにインテリアとしても人気の高いフィカス・ウンベラータ。
おしゃれなカフェやお店に行くと目にする機会も多い観葉植物ではないでしょうか?
今回は「ウンベラータをお部屋に置いて育ててみたい!」という方に向けて、観葉植物初心者が実際に育ててみて学んだウンベラータの育て方についてお伝えします。

フリーランスクリエイター
染谷 凪沙(そめや なぎさ)
母から貰ったエバーフレッシュをきっかけに観葉植物にハマる。
1年足らずで育てる観葉植物は30種類以上に。
普段は自宅に引きこもってホームページ制作をしているフリーランスです。
ウンベラータの特徴
柔らかな印象の見た目

ハート型のような丸みのある大きな葉が特徴的なウンベラータ。
柔らかみのある緑色が部屋の印象を明るくし、お部屋のシンボルツリーとしても人気のある観葉植物です。
生育期はどんどん葉が増える

ウンベラータの生育期は暖かくなる春から秋と言われています。
長野県に住む我が家では6月頃から生育期に入り、外気温が30度以上が続く7〜8月頃、新芽ラッシュのピークを迎えました。
室温が20度を下回る日が続くと生育がゆっくりになった印象です。
古い葉は黄色に変色し落葉

ウンベラータを我が家に迎え入れた5月はちょうど生育期を迎えるタイミングでした。
環境が変わったこともあってか、次々と黄色く変色する葉に「枯らしてしまったのかも」と焦りも感じたほど。
迎え入れた際に生えていた葉は全て落とし、生育期には全て生え変わりました。
ウンベラータを迎え入れてから植物に起きた変化や復活までの記録は以下の記事にまとめています。

ウンベラータあるある(?)
個人的に感じているウンベラータあるあるを少しご紹介。

スーパーで見かけるこの既視感…。

ウンベラータには他の植物にはない、葉から青臭いような独特な匂いがします。
嗅覚が敏感な方なので気になる程度の匂いです。
ウンベラータの置き場所
室内の明るい場所

ウンベラータは室内・外で育てることができますが、害虫・葉焼けの心配から我が家では室内で育てています。
ウンベラータの葉は薄いため、害虫・葉焼けの被害を受けやすいようです。
ウンベラータの耐陰性

ウンベラータは耐陰性もあるとされていますが、室内の明るい場所に置くことがおすすめです。
以前少しだけ日当たりの良くない場所に置いたところ、葉の色素がなくなったような斑点模様が出ることがありました。
日当たりの良い場所に移動したところ斑点が消えたため、原因はやはり日当たりにあったようです。
ウンベラータの水やり

観葉植物の水やりの基本と同様、土が乾いたら鉢底から溢れるほどたっぷりと水やりをします。
シンクや洗面台、お風呂場などに移動して水やりすると水漏れの心配がなく安心です。
大きい植物で移動が難しい場合、キャスター付きの水捨て台などがあると便利。
ウンベラータの水やりサイン


ウンベラータの水やりサインはとてもわかりやすく、葉が垂れ下がっていたら水を必要としているサインです。
しかし葉の垂れ下がりは根腐れによる不調の可能性もあるため注意。
土が乾かず常に湿っている状態が続くと根腐れにつながるため、水やりは土が乾いていることを確認してから実施します。
土の渇きが心配な場合、土に指や細い木製の棒を刺してみたり、水やりチェッカーを使用するのも便利です。
ウンベラータの水やり頻度

葉の枚数が多いウンベラータは葉からの蒸発が多いため土の渇きも早くなり、水やりの頻度は頻繁になります。
我が家では夏は最低でも1週間に1回程度水やりが必要でした。
水やり頻度は経験上、温度・湿度・日当たりなど育てる環境により左右されるため「これ!」というものはないと感じます。
植物の状態を観察し、水やりサインや土が乾いていることを確認したら、あまり時間を空けずに水やりすることを心がけています。
時間が空いてしまうと水切れになり植物を枯らしてしまう可能性もあるので注意。
夏の昼間など暑い時間帯の水やりは土が蒸され根腐れにつながる可能性もあるため避け、朝・夕の涼しい時間帯に行うことがおすすめです。
ウンベラータの葉水のやり方
葉の裏側にもしっかりと

葉水は葉の表面だけではなく、裏側にもしっかりと行います。
葉が乾燥するとハダニなど害虫被害につながるため、葉の湿度を保つためにも水が滴るくらい葉水を行います。
葉水の頻度

葉水は最低でも1日1回を心がけています。
気温が上がる昼間は蒸発が早いため、朝・夕の涼しい時間帯に行うことがおすすめです。
ウンベラータの土

我が家で育てる室内の観葉植物は全て粒状の観葉植物用の土を使用しています。
購入したままの土だと土自体が古く生育に影響を与える可能性があり、何より虫が湧く状況を避けるため、迎え入れた植物は全部この土に植え替えをしています。
粒状培養土にはたくさんのメリットがあり観葉植物初心者におすすめです。
- 土自体が軽いため、大きい鉢でも動かしやすい
- 粒状なので床に溢れても掃除がしやすい
- 無機質なので虫が湧きにくい
- 土の渇きが分かりやすい
- 土の通気性が良く、根腐れのリスクを軽減できる
園芸店だと割高だったため、一番お得に買えるAmazonの12Lを購入し、この土を使い続けています。
また、植え替えは植物にダメージが大きいため、植え替え後はメネデールを使用した水やりをすることがおすすめです。
植え替え後も生育をストップすることなく成長してくれる印象です。
ウンベラータの肥料

我が家のウンベラータに与えている肥料はハイポネックスのみ。
生育期の暖かい時期に10日に1回、水やりの水に肥料を混ぜて与えています。
肥料のおかげか、生育期には成長がストップすることなく、もりもりと成長し生き生きとした姿を見せてくれました。
増やせるウンベラータ

ウンベラータは挿し木などの方法で増やすことができます。
我が家では1本のウンベラータから2回の挿し木で増やすことに成功しました。
観葉植物の挿し木に初挑戦した私でも成功したため、挑戦してみるのもおすすめです。

ウンベラータの選び方

観葉植物初心者へおすすめは、比較的大きく育った鉢のウンベラータです。
大きい鉢場合、そこまで立派に健康に育ってきた証なので、植物が丈夫なことがわかります。
小さい鉢の場合、水切れなどちょっとした失敗で植物を枯らしてしまう可能性があるため、比較的大きめの鉢をお勧めします。
おしゃれで育てやすいウンベラータ
観葉植物初心者でも育てやすいウンベラータ。
部屋をおしゃれにしてみたい方にもおすすめな人気な観葉植物をぜひ育ててみてはいかがでしょうか♪
Instagramでは我が家の植物たちについて紹介しているので覗いてみていただけたら嬉しいです。
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